【MLB】マーリンズ？マリナーズ？――イチロー、来季メジャー通算3000本安打はどこのチームで達成するか
日米通算安打数ではすでにメジャー歴代第2位のタイ・カッブを抜き、メジャーのみの安打数でも3000本に迫るイチロー。来年到達することが現実味を帯びてきたメジャー通算3000本安打だが、果たして来年イチローはどのチームのユニフォームを着て、その記念すべきヒットを打つのだろうか。
2015/08/21
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脚光を浴びるイチロー、契約更新を示唆するマーリンズ
この1週間、最も脚光を浴びているマーリンズの選手は、野手としてメジャーリーグでは最年長41歳のイチローである。8月14日（金）に日米通算安打数においてタイ・カッブの4191本安打と並び、翌15日（土）にはその記録を超えたイチローは、セントルイスのファンから大きな喝采を受けた。18日（火）の試合では2年ぶりメジャー通算51回目になる4安打試合も記録し、さらに盗塁数でもメジャー通算500盗塁まであと3とした。
日米の安打数を合計することに関しては、数多くの否定的・肯定的な記事がネットや新聞に掲載されているが、それには関係なく「イチローが野球殿堂入りするのは確実」とほぼすべての記者が論じている。
フロリダの地方誌『South Florida Sun Sentinel』のクレッグ・デービス記者は、イチローの今シーズンの活躍に関して、こう書いている。
It is the odd juxtaposition of a lost season. While so many of the key players on the team congregate on the disabled list, Ichiro Suzuki is carving his indelible niche deeper among the immortals of baseball.
すでに敗北が決まったシーズンではあるが、（マーリンズには）対照的な2つの事実が存在している。期待された代表的選手が次々と故障者入りしている一方、イチローは野球史上不滅の選手のひとりとして、永久に消すことのできないニッチ（記録）を深々と刻み続けているのである。
イチローはすでに今シーズン、メジャーリーグの通算安打数でベーブ・ルースを上回り、王貞治氏の通算得点記録も破っている。すでにタイ・カッブの通算安打数も超えたイチロー。プロとして放った安打数は、あと3本で4200本になろうとしている。来年メジャーでの契約が成立すれば、メジャーリーグでの通算安打が3000本に到達するのは間違いないだろう。まだまだ野球選手として十分活躍するための肉体的・精神的な実力を持っているからだ。それに誰よりもクラブハウスで尊敬され、好かれている。
“He’s the funniest guy, and he knows it,” said one teammate, pointing out that Ichiro’s command of English is much better than he reveals publicly.
「イチローほどおもしろい仲間はいない。そして彼自身もそれに気づいている。」とあるチームメイトが語った。イチローが公で明かすより、はるかに英語に堪能であることも付け加えた。