大谷翔平、3勝目ならずも5回2失点&長打2本の大活躍 ボークや自打球などハプニングも
2021/06/12
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が11日(日本時間12日)、敵地で行われるアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に「2番・投手」の投打二刀流で先発出場。ボークや自打球などのハプニングに見舞われるも、自身初の交流戦登板で躍動した。
投手大谷は初回、2つの三振を奪うなど上位打線を三者凡退に斬って取る上々のスタート。2回には1死からこの日初安打となる二塁打を浴び得点圏に走者を置くも、無失点で切り抜けた。
女房役スズキの本塁打や自身の適時打で3点を先制した直後の3回、4回にもそれぞれ2人ずつ走者を背負うも、ギアを一つ上げて98マイル(約158キロ)前後の速球を投げ込み、スコアボードにゼロを並べた。
迎えた5回、死球と四球でこの回も2人の走者を背負う展開に。2死一、二塁としてエスコバーの打席で2つのボークをとられて失点。最少失点に抑えたかと思いきや、振り逃げの間にもう1点を献上し、1点差にまで詰め寄られた。
大谷は5回を投げきって2失点で降板し、勝ち投手の権利をもったまま右翼守備へ。マウンドは2番手ロドリゲスに託された。しかし、ロドリゲスは1アウトも奪えないまま同点とされてしまう。後続は3番手マイヤーズが断ったものの、大谷の勝ち投手の権利は消滅した。
一方、打者大谷は、第1打席:一ゴロ、第2打席:適時二塁打、第3打席:投ゴロ。第1、第3打席は凡退したものの、捉えた当たりをみせ、第2打席では自打球で苦しむ場面もあった。
そして右翼に回って迎えた第4打席、無死一塁の場面で、変化球を捉えると、右越えの二塁打。二、三塁とチャンスを広げ、再びの勝ち越しを呼び込んだ。大谷はその裏に守備交代でベンチへ下がっている。
この日の大谷は、投手として5回(86球)を投げ、被安打5、奪三振8、与四球2、失点2の成績。打者としては、4打数2安打1打点だった。