【MLB】今季19本目の被弾――6敗目の田中「自分がもっと良いピッチングをしていれば」
ダルビッシュ以来となる2年連続の2ケタ勝利を目指し、インディアンズ戦に登板した田中将大だが、運にも見放され6回4失点3奪三振と低調なピッチング。痛恨の6敗目を喫した。
2015/08/22
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低調だった田中の投球
『The New York Times』は多くのメジャーリーガーとは違い田中が特にゲン担ぎとなるような行動を行っていないことをあげ「彼に必要だったのは少しの幸運だろう」としている。
Masahiro Tanaka is not recognized as a superstitious pitcher. There is no rabbit’s foot or unusual talisman in his locker. Unlike some players, he freely walks on the first-base line when entering and exiting an inning.
田中将大は迷信的な投手とは認められない。彼のロッカーには(ラッキーアイテムとされる)ウサギの足や変わったお守りはないし、一部のプレイヤーのように1塁線のまたぎ方を気にすることもない。
田中は5回のエラーに対して、試合後以下のようにコメントしている。
“Errors are obviously part of the game,” Tanaka said through an interpreter. “They’ve been playing great defense all throughout the season. Plus, if I had been throwing the ball better, that maybe would not have happened. It’s part of the game.”
「エラーは試合の一部だ」と田中は通訳を通して語った。「彼らはシーズン中ずっと素晴らしい守備をしてくれていた。そして自分がもっと良いピッチングをしていればこんなことにはならなかったかもしれない。これも全て、試合の一部なんだ」
ツキに見放されたこともあるが、6回2/3を投げ11奪三振1失点と支配的なピッチングを見せた相手先発カラスコと比べると、ボール先行が目立ったこの日の田中のピッチングが精彩を欠いていたのもまた事実だ。田中、そして首位ブルージェイズと激しく首位を争うヤンキースにとっては中地区最下位のインディアンズ戦は取りこぼしをしたくなかっただけに、痛い敗戦となった。
出典:Escaping a Meeting With the Indians’ Ace, the Yankees Can’t Take Advantage by SETH BERKMAN in The New York Times on Aug.21 2015