大谷翔平、2/3回7失点も土壇場で黒星消える “リアル二刀流”登板は5四死球で1回持たず、エンゼルスは劇的逆転勝利
2021/07/01
Getty Images
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は6月30日(日本時間7月1日)、敵地でのニューヨーク・ヤンキース戦に「1番・投手」で投打二刀流出場。わずか2/3回を7失点でKOされたが、勝敗は付かなかった。
ヤンキースタジアム初登板は、まさかの結末を迎えた。
投手・大谷は2点の援護をもらった初回、3者連続四球で無死満塁のピンチを招くと、ジャンカルロ・スタントン外野手、グレイバー・トーレス内野手の連続適時打で同点。さらに、1死後にミゲル・アンドゥハー外野手の弱い三ゴロの間に逆転を許し、ブレッド・ガードナー外野手には押し出し四球を献上し、1回を持たず無念の降板となった。その後変わった2番手アーロン・スレガース投手が残した走者を返され、計7失点を喫した。
この日の大谷は、2/3回(41球)を投げ、被安打2、与四死球5、奪三振1、失点7の成績で2敗目(3勝)。防御率3.60、WHIP1.27となっている。
打者・大谷は、初回の第1打席で先発右腕ドミンゴ・ヘルマン投手に対し、中飛。打率.277、OPS1.045(出塁率.360+長打率.685)となっている。
試合は、5回表終了時に長時間の雨天中断。およそ2時間後に再開された。反撃に転じたいエンゼルス打線は、4点ビハインドの9回にヤンキースの守護神アロルディス・チャップマン投手から1死満塁のチャンスを作ると、ジャレッド・ウォルシュ内野手のグランドスラムで同点。さらに変わったルーカス・リットキー投手も攻め立て、代打ルイス・レンヒフォ内野手の2点適時打、テイラー・ウォード外野手の適時打で逆転に成功した。最後はライセル・イグレシアス投手が締め、11-8で試合終了。劇的な大逆転勝利を収めた。