打者専念で50本。野球の神様ベーブ・ルースとは? 大谷翔平が歩む道の先【べーブルース】
2021/07/07
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レッドソックス時代
レッドソックス時代は主に投手として活躍したルース。1915年の18勝(8敗)を皮切りに、4年連続2桁勝利をマーク。16年の170奪三振こそメジャー3位の数字だったが、大谷のように高い奪三振率で勝負する投手ではなかったようだ(そもそも投球回が多く、奪三振率トップが5点台の時代ではあるが)。17年にはキャリアハイとなる24勝を挙げている。
一方打者としては、メジャー2年目の15年に規定未到達ながら3割を超えて頭角を現し、18年から本格的に始動したようだ。その証拠に、17年までは投手以外で守備に就くことはなかったが、18年から一塁、左翼、中堅を守っている。その打棒に大きな価値を見出され、今年から外野守備を解禁した大谷と少し重なるように感じる読者も多いのではないか。