打者専念で50本。野球の神様ベーブ・ルースとは? 大谷翔平が歩む道の先【べーブルース】
2021/07/07
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大谷翔平のここまで
最後に大谷のプロ入り後の成績も、ルースと同じような形で振り返ってみよう。
日本ハム時代は、ルースのレッドソックス時代のように、投手を中心に活躍。メジャー移籍後は故障の影響もあり、打者に重心を移している。今季の活躍ぶりをみると、打者としてはべーブ・ルース曲線に乗った感が強い。一方で、投手としても高いレベルであり、まだまだ進化の予感をうかがわせる。やはり向こう数年間は二刀流として、大谷だけの道を切り開いていくことになるのだろう。
“ベーブ”の愛称通り愛らしいルックスでも知られたルース。一方の大谷も甘いマスクと鍛え抜かれたフィジカルを併せ持つ。日に日に凄みを増す若武者は、野球の神様にどこまで近づき、そして無二の記録を作り続けるのだろうか。