【MLB】300打席到達でボーナス獲得のイチロー 正外野手復帰後も出場機会は確保か
イチローは契約に盛り込んでいた打席数に応じたボーナスを得た。本来のレギュラーの復帰が続く今後も出場機会を維持しそうで、増額の可能性大だ。
2015/08/27
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300打席到達でボーナス獲得
今季年俸200万ドルのイチローが、300打席到達で40万ドルのボーナスを得た。この金額はさらに上積みされる可能性が高い。選手の去就に関する専門サイト『MLBトレードルーモアーズ』が報じている。
Ichiro Suzuki earned $400K in bonus money for reaching the 300-plate appearance threshold last week. As per the terms of Suzuki’s one-year, $2M deal with the Marlins, Suzuki will earn an additional $400K for every 50 PA past 300, up to 600 plate appearances. Between Marcell Ozuna‘s demotion and injuries to Giancarlo Stanton and Christian Yelich, Suzuki has seen quite a bit more playing time than expected this season. With 332 PA after today’s action, Ichiro looks well on his way to adding at least another $800K to his 2015 salary, though he could lose some at-bats to younger outfielders once the rosters expand.
先週、イチローは今季300打席に達し、40万ドルのボーナスを得ることが確定した。1年200万ドルの契約において、イチローは300打席を超過すると、600打席を上限に50打席ごとに40万ドルを得ることになっている。マーセル・オズーナの降格と、ジャンカルロ・スタントンとクリスチャン・イエリッチの故障で、今季イチローは当初の予想よりかなり多くの出場機会を得ている。本日の分も加え現在332打席で(訳者注 これは現地時間23日の記事掲載時点での数字。25日終了時点では340打席)、最低でもあと80万ドルを2015年の年俸に上乗せしそうだ。もっとも、ロースター枠が拡大すれば若い外野手に打数を譲ることになると思われるが。
このサイトでは、9月もイチローが8月同様に出場機会を得られるかは、登録枠が25人から40人に拡大することにより昇格する(セプテンバー・コールアップという)若手外野手がどれだけいるかだと見ているようだ。しかし、現実にはイチローの競争相手は昇格して来る若手よりも、故障者リストからの復帰が予想される本来のレギュラー達だろう。
右ひざ痛で8月10日から今季2度目のDL入りとなっていたイエリッチは、25日に復帰し4打数2安打と結果を残した。この23歳の昨季のゴールドグラバーは、体調に問題がなければ閉幕まで外野の3ポジションのひとつを占有するのは間違いない。『SBネーション』のマーリンズ・ブログ『フィッシュ・ストライプ』が、本来のレギュラーが続々復帰するマーリンズ外野陣の今後の起用を占っているので、こちらも紹介しよう。