【MLB】スター扱い? 田中将大「中5日」を疑問視する米メディアも
田中将大は今季ここまで9勝6敗、防御率3.61。メディアやファンからは常に注目の的となり、評価は手厳しい。現在、故障再発なども考慮して基本「中5日」でマウンドにあがる田中に対して、米メディア『ESPN』の記者が厳しい指摘をしている。
2015/08/28
Getty Images
契約内容に見合った成果を上げられていない?
ヤンキースに入団して最初の14先発登板を11勝1敗、防御率1.99でMLBでのキャリアをスタートさせた田中将大。だが、その後の24先発登板では11勝10敗、防御率3.91の成績に留まっている。
今季はここまで9勝6敗、防御率3.61と素晴らしくはないが、特別悪いわけでもない。だがこの成績に対して、ESPNで記者を務めるアンドリュー・マーシャンド氏はヤンキースが田中をスター扱いしすぎており、それに応える投球を田中が見せる必要性があると指摘している。
マーシャンド氏は「ここ5先発登板で契約に見合う投球を見せたのは、現地8月15日トロントでの1失点完投で勝利を引き寄せた試合のみで、それ以外の4試合では、すべて6回で登板を終えており、チームの先発投手に求めるイニング数には達していない」と具体例をあげつつ、さらに
「田中はもしかしたら2番手、3番手の投手かもしれない。それが悪いわけではないが、3番手の投手(田中)を中心にローテーションを組み立てていく難しさがある」と続ける。
“The Yankees have set their rotation so Tanaka always pitches on five days’ rest, instead of the customary four. So far, they have not gotten enough bang for their 175 million bucks.”
「ヤンキースは田中が通常の中4日ではなく、中5日で登板できるようにローテーションを組み立てている。今のところ、支払った1億7500万ドル分の衝撃を得られていない」(マーチャンド氏)