ホームランダービー出場の代償? 大谷翔平ら参加組はノーヒット、辞退したゲレーロJr.はMVP【本塁打競争】【MLBオールスターゲーム2021】
2021/07/14
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メジャーリーグのオールスターゲームが13日(日本時間14日)、クアーズ・フィールドで行われ、アメリカン・リーグがナショナル・リーグを5-2で下した。オールスターMVPには、本塁打などで2打点を挙げたブラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)が選出された。
一方で、前日に行われたホームランダービー参加者は軒並みノーヒット。両軍合計17安打を記録したものの、ダービー出場者からの快音は聞かれなかった。ここで彼らの成績を振り返ってみよう。
AL
大谷翔平:2打数無安打(二ゴロ、一ゴロ)
サルバドール・ペレス:2打数無安打(空三振、空三振)
マット・オルソン:2打数無安打(空三振、空三振)
ジョーイ・ギャロ:0打数0安打(四球)
NL
フアン・ソト:0打数0安打(四球、四球)
※ピート・アロンゾ(メッツ)、トレイ・マンシーニ(オリオールズ)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)は出場なし
ダービーで大谷を降したソトは、高い選球眼を発揮し見せ場を作ったが、試合トータルでみると、特にア・リーグメンバーの打撃貢献は少なかった。やはりホームランダービーは、体力的にも精神的にも負担が大きく、調整も難しいのだろう。大谷に至ってはさらに投球も行い、高い注目度でメディア対応にも追われ、負担は全選手の中でも群を抜いていたはずだ。
また、過去にさかのぼると、2018年ホームランダービー優勝のブライス・ハーパー(当時ナショナルズ)は同年2打席2三振、2017年優勝のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)は同年3打数無安打1三振に終わっていた。
そしてゲレーロJr.は、2019年にホームランダービー決勝にまで進んだものの、今年は不参加を表明。そしてオールスターMVPを獲得した。結果的に、参加・不参加で明暗を分けることとなった。
とは言えもちろん結果論で、ダービーに出場しなかったフェルナンド・タティスJr.(パドレス)やジャッジも無安打。今年もダービーの頂点に立った、2019年ホームランダービー覇者アロンゾは、同年のオールスター戦で途中出場し、2点適時打を放つ活躍を見せている。
今年は大谷にとって非常に大きな“経験”となったのはもちろんだが、来年以降ホームランダービー出場依頼がきたとして、参加するのかしないのか、議論が分かれるところではないだろうか。