前田健太のメッセージも拡散。日米の引退報道で再確認した、黒田博樹の存在感
広島・黒田博樹の突然の引退発表は、日本だけでなく米国にも衝撃をもたらした。
2016/10/22
米メディアでも一斉報道
広島・黒田博樹の突然の引退発表は、日本だけでなく米国でもすぐさま報じられた。
ヤンキースの公式HPは現地18日付で「黒田が日本シリーズ後の引退を表明」の見出しで速報。「ドジャースとヤンキースで7年間プレー。212試合で79勝79敗、防御率3.45という成績を残した」と大リーグでの実績を紹介した。
ニューヨークの地元紙デーリーニューズも同日付で電子版記事をアップした。「黒田はヤンキースの3年間で97試合に先発。38勝33敗、防御率3.44の成績を残し14年シーズン後にチームを去った」と在籍時の成績に着目し伝えた。
隣接するニュージャージーに本社を置くNJ.comも「ヤンキースに在籍した3年間は、模範となるべき安定感を誇った。先発が32試合を下回ったことはなかった」と頑強でローテーションを守り抜き、常に試合をつくるスタイルを賞賛した。
さらに「メジャー生活で8800万ドル(約88億円)を稼いだ。そして15年の復帰後は日本球界で最高給選手だ」とも付け加えた。「最後にビールかけをして終わりたいと願っている」と日本シリーズに臨む右腕の願いにも言及した。
【次ページ】かつてレッドソックスがトレード打診も
1 2