侍ジャパン、米報道で1次R突破の筆頭候補。菅野ら投手力の評価高く、野手は筒香らに注目
2017/02/24
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25日に福岡ソフトバンクホークスとのオープニングマッチを控えた侍ジャパン。本戦の開幕も近づく中、米国では侍ジャパンとキューバ代表の1次ラウンド突破が有力と予想されている。
MLB公式サイト『MLB.com』では、侍ジャパンの1次ラウンド突破を予想する特集を組んでいる。記事では、侍ジャパンのラインナップは2013年のWBCに比べ活力があり、トーナメント戦で卓越した実力を発揮するチームとの評価を受けている。また、侍ジャパンは、キューバ、中国、オーストラリアが所属するプールBで最も充実した戦力を誇っていると評されており、1次ラウンド突破の筆頭候補に挙げられている。
米国でも注目を集め、投打で活躍が期待された北海道日本ハムファイターズ・大谷翔平投手の出場辞退は痛手であり、活躍が見られないことは残念と評されている。しかし、大谷が欠場しても選手層は厚く、特に投手力はプールBのどの国よりも高いとされている。
NPB時代にWBCで好成績を収めた上原浩治投手、岩隈久志投手、ダルビッシュ有投手、田中将大投手、前田健太投手は、MLBに移籍しても主力選手として活躍を続けている。そのため、米国では日本人投手の評価が総じて高い。
その中で特に注目を浴びているのが、NPBで優秀な成績を残している読売ジャイアンツの菅野智之投手だ。昨季は味方の援護が少なく9勝に留まったが、試合を作る能力や優秀な防御率が高く評価されている。侍ジャパンのエースとして君臨することが濃厚な右腕が、海外の選手を相手にどのような投球を披露するか、日本だけでなく海外からも注目が集まる。
野手では、メジャーリーガーとして唯一の出場となったヒューストン・アストロズ・青木宣親外野手、東京ヤクルトスワローズ・山田哲人内野手、広島東洋カープ・菊池涼介内野手、同じく広島の鈴木誠也外野手、横浜DeNAベイスターズ・筒香嘉智外野手、日本ハム・中田翔内野手、巨人・坂本勇人内野手などが注目選手として名を連ねている。