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初陣快勝の侍J・稲葉監督「いいスタート」 指揮官が示す勝利こだわり、チーム鼓舞した柳田の言葉

2018/03/04

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 野球日本代表「侍ジャパン」は3日、「ENEOS侍ジャパンシリーズ2018」(ナゴヤドーム)でオーストラリア代表と対戦し、2-0で勝利した。
 
 目標は2020年の東京五輪・金メダル。チームを率いる稲葉篤紀監督は、自らが初めて率いるトップチームの初戦を白星で飾った。
 
 日本は先発・千賀が2回を6者連続三振の快投。2番手今永、3番手東浜もそれぞれ2回を無失点に抑えると、7回田島、8回岩嵜、9回山崎も無失点リレーで相手打線を封じた。打線は6回に3番・柳田、4番・筒香が連続適時打で2点を先制し、投打がかみ合った1戦となった。
 
 稲葉監督は「粘って粘って勝てたというのは非常に大きな収穫だった」と振り返る。投手陣については「それぞれの特長を生かしてくれた。使えるボールはみんな試してくれたので、今後に生きるなという風に思いました」と手応えを語った。
 
 また先制点は秋山の出塁、菊池の犠打、クリーンアップで得点するという理想的な形だったとし、柳田と筒香の「勝負強さはさすが」と野手陣を評価した。
 
 緊張感に包まれた1戦。試合前にチームを鼓舞したのは3年ぶりに日の丸を背負った柳田だった。
 
 稲葉監督の初陣なのでぜひ勝ちましょう――。
 
 円陣でのその言葉に対して、指揮官は「非常にうれしかった」と語る。目標は東京五輪の頂点だが、稲葉監督は日の丸を背負う身として勝利への強いこだわりを見せる。初戦を白星で終え、「何とか勝ちたいという思いで勝てた。いいスタートが切れたと思います」と安どの表情を浮かべた。
 
 4日は京セラドーム大阪でオーストラリアとの2戦目を迎える。2連勝で稲葉ジャパンの船出を飾ることができるか。
 
 
取材:氏原英明



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