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1軍平均年齢26歳!新時代への扉を開いた巨人投手陣

今季の巨人は、投手・野手ともに世代交代の波が押し寄せている。投手陣は特に中継ぎ陣の顔触れに大きな変化があった。

2015/09/04

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顔触れが劇的に変化した中継ぎ陣

26.25歳。

4日現在、巨人投手陣の1軍支配下登録メンバー12名の平均年齢である。
30代は31歳の山口鉄也とスコット・マシソン、32歳の大竹寛の3名のみ。
続いて新助っ人左腕のポレダが28歳。クローザー澤村拓一は27歳。
(現在2軍調整中だが今季10勝を挙げているマイコラスもまだ27歳だ)
そして、25~26歳の「89年組」が4名も顔を揃える。
2年連続開幕投手を務め今季防御率1.94、12球団トップタイの6完投を誇るエース菅野智之。
ドラフト3位入団ながらすでに8勝を記録し、シーズン規定投球回(143回)に達した高木勇人。
デビュー以来135戦無敗を続ける貴重な中継ぎサウスポー高木京介。
先月30日の中日戦で1115日ぶりのプロ3勝目を挙げたサイドスロー右腕・田原誠次。
さらに大卒ドラ2ルーキー左腕の戸根千明、2年前の開幕投手を任せられた宮国椋丞も中継ぎとしてスタンバイ。
19歳の田口麗斗も11試合に先発し、防御率2.79と必死に1軍ローテに食らいついている。

一気に若返った感のある巨人投手陣。
注目すべきは中継ぎ陣の急激な顔触れの変化である。
昨季、V3を達成した巨人ブルペンを支えたのは経験豊富な30代の久保裕也、香月良太、青木高広といった仕事人たち。
長いペナント、優勝チームでさえ年間60試合近く負ける。
先発投手が早々にKOされ、自チームが劣勢の場面でマウンドに送られるのはいつだって彼らベテラン投手だった。

勝つために戦うプロ野球で、勝ちも負けもつきにくいポジジョンで黙々とチームのために投げ続けた男たち。
14年シーズン登板数、久保48試合、香月41試合、青木38試合。
それが今季は香月が14試合、久保と青木は1軍登板なし。
代わりに台頭したのが左右のプロスペクトだ。
22歳の戸根は39試合に投げ防御率2.29、23歳の宮国も33試合で防御率2.59。
この2人には来季以降、勤続疲労に苦しむセットアッパー山口とマシソンの負担を軽減させる役割が求められる。

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