1軍平均年齢26歳!新時代への扉を開いた巨人投手陣
今季の巨人は、投手・野手ともに世代交代の波が押し寄せている。投手陣は特に中継ぎ陣の顔触れに大きな変化があった。
2015/09/04
ベテランもまだ終われない
数年前までダブルエースと称された杉内俊哉と内海哲也、元クローザー西村健太朗が1軍にいない今。
投手陣の中心にいるのは20代中盤の菅野や澤村や高木勇人。
今季のチーム防御率2.77はリーグトップ、12球団唯一の2点台を記録。
それはまるで90年代前半、斎藤雅樹・桑田真澄・槙原寛己・香田勲男・宮本和知といった歳の近い選手がチーム内で競い合い、投手王国を形成した姿を思い出させる。
もちろん一時代を築いた杉内や内海がこのまま終わるはずがない。
百戦錬磨の久保や香月だって、黙ってイスを譲る気はないだろう。
これから始まる若手投手と、まだ終われない30代の中堅・ベテラン投手たちが凌ぎを削る攻防戦。
それはまさしく「世代交代」というより、ガチンコの「世代闘争」である。
2015年シーズン、巨人投手陣は新時代への扉を開いたと言っても過言ではないだろう。
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