現在二軍でセーブ王 ”つっちー”こと土田瑞起は未来のGストッパー候補【野球女子オススメ選手#1】
好きな選手を聞かれ、答えたときに「渋いねえ」ならまだいいが、「その人ほんとに選手?」「どこにいるの?」などと聞き返されたことがある野球女子が多いのではないだろうか。筆者もその一人だ。今回は筆者も応援している、将来の巨人の守護神候補“つっちー”こと、土田瑞起投手を紹介したい。
2015/09/09
独立リーグからプロへの夢を叶える
鎮西学院高校を卒業後、2008年に四国・九州アイランドリーグ(現四国アイランドリーグplus)の長崎セインツに入団した土田瑞起。3年目のシーズンを終えると、チーム事情で愛媛マンダリンパイレーツへ入団。そして、2012年に巨人から育成ドラフト2位で指名され、念願のNPB入りを果たす。
背番号「018」時代は、二軍の試合よりも、フューチャーズに出場することも多かったが、2013年のウィンターリーグで転機が訪れる。
当時ウィンターリーグに派遣されていた同僚の一岡竜司(現広島東洋カープ)がケガをしたため、プエルトリコに緊急派遣された土田は、8試合に登板し、被安打5、13奪三振、防御率0.75と結果を残した。
この成績が評価され、2014年には球団史上初となる育成選手で一軍の春季キャンプに参加することになり、3月には支配下登録を果たし、背番号「93」を手に入れた。
同年6月15日にコボスタ宮城で行われた楽天戦。
先発の則本昂大に完封負け目前の9回に、巨人打線がつながり逆転勝利したこの試合で8回2死の場面で登板し、1球で抑えて初勝利を挙げるなど結果を残し、現在の背番号「67」に変更となった。
一軍の試合では当然定位置はないが、実は二軍で任されているのは抑えだ。
昨季から2年連続で二桁のセーブ数はチームトップの記録だ。さらに今季は、イースタンリーグトップの12セーブをマークしており、セーブ王獲得が有力でもある。
昨年はセーブ王獲得まで2つ足らず逃したリベンジとなるかにも注目してほしい。