普段は”和み系” 2年目のオリ東明「攻めの投球」でプロ初完封初の二ケタ勝利【どら増田のオリ熱コラム #56】
オリックス2年目の東明大貴が9日の埼玉西武ライオンズ戦でプロ初完封勝利を達成した。
2015/09/10
ソフトバンク戦で意地を見せてほしい
「みんな、一緒に輝こう。」
もともとファンや関係者から”和み系”として親しまれているが、今シーズン本拠地で行われるヒーローインタビューの締め言葉「みんな、一緒に輝こう。」の不慣れさが、素の東明が垣間見られてさらに”和む”と話題になっている。
先月26日ではスタンドから「東明ガンバレ!」という声が飛んでいた。
東明本人も「その声は聞こえました」と照れ笑いを浮かべつつも、「だんだん慣れてきましたね」と言葉を続けた。
次回登板は来週京セラドームでのソフトバンク戦が濃厚だ。ソフトバンクの優勝、胴上げが有力視されている中の登板になる。
「自分がこの世界で生き残っていくには、次に投げられる(チャンスがある)かわからないと常に考えている」
東明のコメントからは常に危機感を感じながら試合にのぞんでいることがよくわかる。
「プロの世界にいる限り自信を持つことはないでしょうね」と9日の試合後にも話していたが、この危機感が良い意味で緊張感を生み、あの攻めるピッチングに繋がっているように思う。
先月12日のソフトバンク戦から東明は5連勝中。チームは低迷するが、東明は絶好調。
意地を見せてほしい。オリックスファンはきっと来週も東明が「みんな、一緒に輝こう。」と京セラドームを和ませてくれると信じている。