初Vの立役者は整形外科医? カープ・ジョンソン、エルドレッドは先駆者たちに続けるか
カープ逆転Vに向けエルドレッド&ジョンソンら助っ人の活躍は不可欠だ。ホプキンスやライトルら、かつてカープを優勝へと導いた助っ人の系譜に名を刻むか。
2015/09/11
ベースボールチャンネル編集部
カープ史上最高の助っ人投手ルイス
野手の最高がライトルなら投手のカープ史上最高助っ人はコルビー・ルイスだろう。
2008年入団。55試合26勝17敗 354.1回 369奪三振 防御率2.82
来日1年目からエース格として活躍し6月15日に早くも10勝。その後故障による離脱もあったものの終わってみればチームトップの15勝、セの助っ人としては初の最多奪三振にも輝く活躍で前年にメジャー移籍した黒田の穴を埋めた。
翌09年も防御率こそ悪化したが、変わらぬ安定感を披露。186三振を奪い2年連続の奪三振王を獲得した一方で四球はわずか19しか出さなかった。
10年にメジャー復帰後はレンジャースでローテーションの一角として活躍。この5年間で4度の二桁勝利を含む56勝をあげており、NPBからMLBに戻り最も成功した選手の1人に数えられている。
<その他主なカープの優良助っ人>
■シェーン(リッチー・シェインブラム) 239試合 打率.295 33本塁打 118打点(75~76年)
ホプキンスとともに初Vに貢献。スイッチヒッターで日本初の1試合左右両打席本塁打も記録した。
■エイドリアン・ギャレット 384試合 打率.260 102本塁打 247打点(77~79年)
1年目に35本、2年目に40本塁打。緊急時には捕手も務め12試合でマスクをかぶった。
■ランス(リック・ランスロッティ) 200試合 打率.207 58本塁打 133打点(87~88年)
「ランスにゴン」の愛称で親しまれた元祖「三振か本塁打か」。1年目に最多三振、最低打率(.218)ながら39本塁打で本塁打王。
■ロビンソン・ペレス・チェコ 37試合19勝9敗 防御率3.17 (95~96年)
カープアカデミーから入団。95年に初登板初完封を含む10完投,15勝。オフには契約で揉め訴訟にまで発展した。
■ルイス・ロペス 709試合 打率.303 129本塁打 510打点(96~98、00~02年)
1年目から2年連続打点王。しぶといバッティングで長距離砲としては三振が非常に少なかった。
■ネイサン・ミンチー 187試合74勝70敗 防御率3.64(98~04年)
中4日で投げ続け広島で2度、ロッテで3度二桁勝利を記録。通算74勝は外国人投手歴代5位(外国人枠制定以降)。
■アンディ・シーツ 682試合 打率.289 95本塁打 374打点(03~07年)
助っ人では珍しい遊撃手ながらバットでも活躍。05年の阪神移籍後は一塁で3年連続ゴールデングラブ受賞。
■グレッグ・ラロッカ 583試合 打率.290 123本塁打 372打点(04~10年)
来日初年度に40本、OPS1.102の大爆発。3球団を渡り歩き死球王3度。