巨人、帰国中のエリック・テームズを自由契約に NPBがウエイバー不請求選手として公示
2021/08/23
日本野球機構(NPB)は23日、読売ジャイアンツのエリック・テームズ外野手を自由契約選手(ウエイバー不請求)として公示した。
テームズは、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の外野手だ。2011年にトロント・ブルージェイズでメジャーデビューを果たし、95試合の出場で12本塁打を放つ活躍。以降は目立った成績は残せなかったが、2014年に移籍した韓国プロ野球(KBO)のNCダイノスで才能が開花し中心打者として3年間に渡って好成績を残した。2015年には打率.381、47本塁打、140打点、40盗塁、OPS1.287(出塁率.497+長打率..790)で打撃4冠に輝き、シーズンMVPを受賞。翌2016年には40本塁打、OPS1.106(出塁率.427+長打率.679)で最多本塁打と最高長打率を獲得する活躍を見せ、メジャー復帰を実現させた。
ミルウォーキー・ブリュワーズでプレーしたメジャー復帰初年度は、KBO時代同様の長打力を発揮。138試合に出場して打率.247ながら、31本塁打、OPS.851(出塁率.359+長打率.518)をマークした。2019年も25本塁打を放つなど存在感を見せたが、ワシントン・ナショナルズに移籍した20年は打率.203、3本塁打と成績が低迷。活路を求めて日本球界移籍を決めた。
巨人では、コロナ禍の影響で来日が遅れたが、合流後は二軍戦で打率.500(22打数11安打)、4本塁打、15打点の活躍。4月27日に一軍へ昇格を果たした。しかし、初出場の東京ヤクルトスワローズ戦で、打球処理の際に右脚を負傷。右アキレス腱の断裂により、手術のためアメリカへ帰国していた。