札幌ドームで最もホームランを打ったのは? 球場別通算本塁打数ランキング1〜5位【プロ野球通算成績】
2022/03/07
産経新聞社
2位:稲葉篤紀 59本塁打(日本ハム59本)
2位は、卓越した打撃技術で通算2000安打も達成した巧打者・稲葉篤紀だ。
稲葉は、中京高、法政大を経て、1994年ドラフト3位でヤクルトに入団。2年目の96年に右翼のレギュラーを掴み、打率.310、11本塁打をマークした。翌97年は打率3割こそ逃したが、本塁打数は21と前年からほぼ倍増。その後はけがに苦しむシーズンが続いたが、2001年に打率.311、25本塁打、90打点と完全復活を遂げた。
04年オフには日本ハムへFA移籍。移籍初年度から主軸を務め、06年には打率.307、キャリアハイの26本塁打をマークし、札幌ドームへ本拠地移転後初となる日本一に大きく貢献した。さらに、翌07年には打率.334、176安打、17本塁打、87打点の成績で首位打者と最多安打の打撃2冠を受賞。ヤクルト時代の2000年から13年連続2桁本塁打も記録している。
晩年は主に一塁を守ったが、攻守に変わらぬ存在感を発揮。引退後は、17年から侍ジャパン日本代表の指揮官に就任し、チームを「2019 世界野球WBSCプレミア12」優勝、「東京2020オリンピック 野球競技」金メダルに導いた。
通算成績は、2213試合に出場し、打率.286、2167安打、261本塁打、1050打点、74盗塁。うち日本ハム時代の本塁打数は、139を数えた。