第25週、パは則本昂大(楽天)、セは雄平(ヤクルト)【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第25週(9/14-9/20)】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。今回は、9月14日から9月20日までの集計とする。
2015/09/21
ソフトバンクがパリーグ2連覇
パリーグはソフトバンクが優勝を決めた。セリーグの優勝争いも大詰めに入っている。
まずはチーム成績から1週間を振り返る。
パリーグは前週5敗だった日本ハムが5勝。優勝を決めたソフトバンクが4勝2敗。3位争いをするロッテ、西武ともに負けが込んでいる。
セリーグは最下位の中日が3勝1敗、いわゆる「上位いじめ」だ。巨人、広島が1勝3敗と元気がない。
リーグの平均防御率はパが3.52と投高に振れた。セは3.58と、前週より打高に振れた。
パリーグ首位争いの二人はお疲れ気味?
次に打撃成績のランキングだ。
安打、長打、三振、四死球、盗塁、犠打犠飛などの要素を加味したオフェンスの総合指標であるRC(Run Create)順。赤字はリーグ最高。RC10傑と各部門の最高記録を持った選手。RCは1試合1を超えればトップクラス。
まずはパリーグから。日本ハム勢が好調だ。近藤健介が11安打11打点の活躍、打率も1位だった。本塁打はレアードがトップ、中島は3盗塁をマークした。
柳田は長打こそ出ているが、打率は.278。首位打者争いを繰り広げる秋山は、17打数1安打、打率.059と不振に。
雄平が固め打ち
セリーグはどうだろうか。
ヤクルトの雄平が8安打2本塁打と活躍した。阪神のゴメス、ヤクルトの畠山も2本塁打。畠山は、中日の藤井と並び打点も1位だった。首位打者は大島洋平。
トリプル3がほぼ確定の山田は.250、0本塁打0打点と先週は結果が出なかった。
野手のMVPは、パが日本ハムの近藤健介。セがヤクルトの雄平(2回目)としたい。