初ヒーローインタビューのコメントが傑作。来季もロニー・ロドリゲスを見たい!【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#156】
ペナントレースも終盤に差し掛かっている。最下位に沈んでいる日本ハムは、一つでも上の順位を目指していきたい。西武との17回戦は、ロニー・ロドリゲスが本塁打を放ち勝利に貢献、初のお立ち台となった。
2021/09/19
えのきどいちろう
例年とは違うペナントレース終盤戦の様相
「5位攻防戦」の激戦地、メットライフドームへ出かけた。17回戦だ。2ゲーム差で迎えた3連戦、●△と来てエース上沢直之で必勝を期した第3戦。伊藤大海を立てて勝ち切れなかった第2戦が痛恨だった。僕の胸算用では伊藤、上沢で2つ勝って、2勝1敗で1ゲーム差に「ハム肉薄」することだった。今季は最下位ひとり旅で寂しかったのだ。いつもなら親友の「ロッテ君」「オリックス君」が傍らにいてくれるので道中安心だった。その「ロッテ君」「オリックス君」が首位攻防戦やってるもんなぁ。混ぜてもらいたかったよ。
それにしても最下位ひとり旅。ここ何年、ソフトバンクが1チームだけ抜け出ていて「もう異次元すぎてパ・リーグを超えている」「(ソフトバンクの「ソ」を取って)ソ・リーグ!」と書いたりしてきた。それが今季の日本ハムは1チームだけ抜けて弱くて、「(ハムの「ハ」を取ってハ・リーグ」という状況だった。「パ・リーグを超えた弱さのハ・リーグ」なのだ。「パ」と「ハ」はマルがついてるかついてないかの違いなので、うっかりした人相手ならば「ハ・リーグ首位独走」なんて誤魔化しがききそうだ。そりゃ独走だ、「ハ・リーグ」は1チームだからね。
が、西武が下りてきてくれた。地獄に仏。こないだまで「連パ」してたチームがなぁ。嬉しい。9月中旬で2差なら寂しくないよ。世間的には何の意味もないかもしれないが「5位浮上」は目標になる。それもただの5位じゃない。あの2018、2019年パ・リーグ優勝チームと2ゲーム差なのだ。
というわけで大いに勢い込んで西武電車に乗り込んだ。●△のせいで3差まで離されてしまったが、上沢で勝てばまた2差に戻せる。食らいついて離さない根性だ。(一見、あり得ないことのようだが)ハムが獅子に食らいつくのだ。キュウソネコカミのもっとすごいやつ(?)だ。
メットライフドームは栗山巧選手2000本安打記念フェアの状態だった。もう昨日なんかも猛打賞で、とっくに2000本は通過点になってるのだが、余韻が続いている。僕はゲート入ってすぐの直売ブースで「栗山巧通算2000本安打達成記念・十万石饅頭」を購入した。「巧い、巧すぎる」というコピーがハマっていた。栗山選手、大記録おめでとうございます。
試合が始まって西武・松本航のストレートのキレに感じ入った。本当に連敗中の投手なのか。これは今日、ハムは三振の山だ。何巡かしないと連打は難しそうだ。といって簡単には四球も与えてくれないタイプなんだよな。こっちも上沢だから途中までずっと0‐0でいく展開か。ガマン比べだなぁ。
と思っていたら2回表、思いも寄らぬ形で先制点が転がり込んできた。