関西学院大学・黒原拓未(くろはらたくみ)とは。投球術も光るMAX151キロ左腕【ドラフト2021】
2021/10/06
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2021年プロ野球ドラフト会議を10月11日に控え、今年もドラフト候補選手たちに大きな関心が寄せられている。そこで弊サイトでは、特に注目を集める選手に焦点を当て、経歴、プレースタイルなどに迫っていく。今回は、関西学生野球連盟・関西学院大の黒原拓未投手だ。
黒原は、智弁和歌山高から関西学院大に入学した左腕(左打)。身長173センチ、体重71キロ。(関西学院大野球部のHPより)
智弁和歌山高時代には、3年夏にエースとして甲子園に出場。左肘痛に苦しみながらも、大阪桐蔭高との2回戦で全国デビューを飾り、粘投を見せた。
関西学院大では、1年春からリーグ戦デビュー。以降は主戦格として低迷するチームを支えた。2、3年秋は規定投球回未満となったが、大学ラストイヤーとなった今春は、5勝1敗、防御率0.70と圧倒的な成績を残して最高殊勲選手(MVP)、最優秀投手、ベストナインの3冠に輝き、14季ぶりのリーグ優勝を達成。全日本大学選手権でも安定した投球を披露し、1勝を挙げた。今秋はコンディション不良の影響で調整が遅れていたが、復帰登板を果たすなど復調の兆しを見せている。
バランスの良い投球フォームから繰り出す速球は、MAX151キロを計測。精度の高いカットボールも大きな武器としている。緩急もうまく使うことができ、佐藤隼輔(筑波大)、隅田知一郎(西日本工業大)らとともに世代トップクラスの左腕と評されている。