東北福祉大学・椋木蓮(むくのきれん)とは。高い奪三振能力誇る最速154キロ右腕【ドラフト2021】
2021/10/07
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2021年プロ野球ドラフト会議を10月11日に控え、今年もドラフト候補選手たちに大きな関心が寄せられている。そこで弊サイトでは、特に注目を集める選手に焦点を当て、経歴、プレースタイルなどに迫っていく。今回は、仙台六大学野球連盟・東北福祉大の椋木蓮投手だ。
椋木は、高川学園高から東北福祉大に入学した右腕(右打)。身長178センチ、体重80キロ。(東北福祉大野球部のHPより)。
高川学園高時代には、2年夏に背番号「11」で甲子園出場を果たすも、登板機会は訪れず。最高学年となってからはエースを任されたが、聖地に戻ることはできなかった。
東北福祉大では、1年春から主に抑えとして16回2/3を無失点と脅威の安定感を発揮。全日本大学選手権でもマウンドに上がり、チームは日本一に輝いた。2年時には右肩・肘を痛めて長期離脱を強いられたが、3年秋にリーグ戦復帰を果たし、リリーフとして5試合(8回)を無失点に抑えて最高殊勲選手(MVP)に輝いた。最高学年となった今春は、初めて規定投球回に到達するなどエース格に成長。チームをリーグ優勝に導き、3年ぶりの全日本選手権では自己最速の154キロをマークした。
ややサイド気味の腕の位置から投じる最速154キロの速球と変化量の大きいスライダーを軸とし、奪三振能力は同世代の右投手ーでは随一。救援登板が多いが、今春は先発を務めており、幅広い起用法にも対応できる。