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真中満監督快挙! ヤクルト2年連続最下位からの優勝、セリーグでは40年振りの下剋上

2015年のセリーグペナントレースは、東京ヤクルトスワローズが制した。

2015/10/03

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44歳の若き新人監督が成し遂げた快挙

 1975年優勝時の古葉監督の年齢は39歳だった。
真中監督はそれに次ぐ2番目の若さ、44歳で連続最下位からの優勝を果たしたことになる。

 古葉監督はシーズン途中での監督就任であったが、真中監督のように1年を通して指揮を執った場合に限ると、1960年の大洋ホエールズの三原監督までさかのぼる。

1954~1959 大洋ホエールズ 6年連続最下位 ※1954年は前身の大洋松竹ロビンス

1960年 三原脩監督(優勝当時の年齢は48歳)就任1年目
成績 130試合 70試合56敗4分け 勝率.554※2位の巨人に4.5ゲーム差を引き離しての優勝

「知将」と呼ばれ、その戦術は「三原マジック」とも謳われた。
 ただし大洋の監督に就任する前、巨人と西鉄でも指揮を執り、合わせて4度の優勝経験を誇っている。
 対照的に、これまで1軍の監督経験がない44歳の若い真中監督は、就任1年目で連続最下位のチームを一気に頂点に押し上げたことになる。

 80年以上の長いプロ野球の歴史でも、前例がない快挙を真中監督は成し遂げたのだ。

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