福山雅治と結婚。吹石一恵の父は、ファンの記憶に残る近鉄の元プロ野球選手
福山雅治との結婚で話題になった吹石一恵の父、吹石徳一は近鉄で13年間活躍してきた元プロ野球選手。吹石のほかにも芸能界で活躍する娘を持つ元プロ野球選手たちは多い。
2015/09/29
父はスーパーサブとして活躍&通算52本塁打
28日、女優・吹石一恵がシンガーソングライターで俳優の福山雅治と入籍したことを発表した。この日は自身33歳の誕生日、めでたくバースデー婚となった。
映画版「ときめきメモリアル」の藤崎詩織役や、ユニクロのブラトップのCMで知られる吹石一恵だが、プロ野球ファンからは父が元近鉄バファローズのプロ野球選手、吹石徳一であることで知られている。
吹石徳一は近鉄で13年間、スーパーサブとして活躍した。
和歌山県の南部高校出身、甲子園出場こそ果たせなかったものの、社会人野球の名門・日本新薬に就職。1974年に近鉄からドラフト4位で指名されプロ入りを果たした。
1年目に2軍で打率.267,11盗塁の活躍を見せると、2年目には開幕からベンチ入りを果たし4月3日に初出場、この年出番こそ多くなかったものの初安打も記録している。
78年には74試合、79年には94試合と持ち前の俊足と強肩、内野ならどこでも守れる器用さを武器に出場数を増やしていく。
才能が開花したのは1980年。主に8番ショートを務め109試合に出場。キャリアハイの打率.249,14犠打を記録したほか、249打数で12本塁打とパワーがあるところも見せつけ、2年連続のリーグ優勝に大きく貢献した。
81年には前年を上回る126試合に出場、10本塁打,13盗塁とレギュラー定着を果たしたかのように思えたが、翌年以降は打撃低迷や村上隆行の台頭もあり、守備固めや代走として試合の終盤から出場する日が増えていった。
伝説の「10.19」で知られる1988年シーズンの終了後に現役引退を発表、現役生活を通して控え選手としてプレーすることが多かったにも関わらず、実働13年で通算1020試合に出場、424安打、57盗塁、打率.229の成績を残してきた。俊足堅守の控え選手としては珍しく二桁本塁打を3度記録するなど小力もあり、通算52本塁打も記録している。
翌年から近鉄が合併消滅する2004年までコーチやスカウトとしてチームに貢献した。近鉄退団後は楽天でチーフスカウト等を任され、現在は日本新薬のヘッドコーチとしてグラウンドに復帰している。