「隙のない野球で優勝を」オリックス、来季は福良監督&田口二軍監督体制に
オリックス・バファローズは1日、6月から監督代行を務めている福良淳一氏が、1日付けで監督に就任したと発表。同時に二軍監督に田口壮氏が就任することも明らかにした。
2015/10/01
ブルーウェーブ黄金期を知る二人がタッグ
オリックス・バファローズは1日午後に京セラドーム大阪で記者会見を開き、6月から監督代行を務めている福良淳一氏が、1日付けで監督に就任したと発表した。
同時に二軍監督に田口壮氏の就任も明らかにした。
来季のオリックス首脳陣はブルーウェーブ黄金メンバーをトップに、チームの再建に乗り出す。
田口二軍新監督の就任会見は5日に行われる。
【会見詳細】
瀬戸山本部長「福良さんに監督をお願いすることになりました。今季は大変悔しいシーズンになり、ファンの皆さまには大変申し訳なく思っております。来季に向けて考えました。やはりチームのことを一番熟知している、選手のことも一番わかっている、そして選手の長所を引き出しながら、厳しい指導をしていただけるということで、福良さんが最適任だと判断いたしまして、監督に就任していただくことになりましたのでご報告申し上げます」
――今日から監督に就任した気持ちは?
福良新監督「自分を育ててもらったオリックスで監督が決まって、大変光栄に思います」
――監督代行から監督へと要請されたのはいつ頃?
瀬戸山本部長「2週間前くらいですね」
福良新監督「それくらいで(笑)」
――誰かに相談はしたのか?
福良新監督「相談はしてないです」
――監督代行として今シーズンを振り返ってみてどんなシーズンだったか?
福良新監督「怪我人も多かったんですけど、いろんな課題もあったので、秋から取り組んでいきたいです」
――課題とは?
福良新監督「大事な場面でのミスが多くあったのでそこですかね」
――来シーズンのオリックスが目指す野球は?
福良新監督「攻守ともに正確性を高めて、隙のないような野球をやっていきたい」
――その中でチームの核になる選手は?
福良新監督「チームとして戦って行く上で、個人というよりは、勝つために自分の力を100%出してくれる選手に期待したいですね」
――今シーズン悔しい思いをしたと思うが?
福良新監督「本当にこんな悔しい思いをしたシーズンはない。来シーズンは必ず優勝したいと思います」
――そのために必要なことは?
福良新監督「投打ともに底上げが必要だと思う。球団と話をしてやっていきたい」
――理想とする監督像は?
福良新監督「今まで同様、コミュニケーションをしっかり取って、選手との対話を大切にしていきながら、自分らしい監督の仕事をしたい」
――監督は以前インタビューの中で座右の銘は「忍耐」と語っていたが?
福良新監督「選手との我慢比べだと思います」
――新しいコーチ陣については?
福良新監督「シーズンが終わってから球団と相談しながらになりますけど、本部長から聞いているのは、二軍監督は田口壮で決まりということは聞いてます。気心は知れているので、風通しを良くやっていきたい」
――改めて来シーズンに向けて
福良新監督「期待を裏切らないように頑張りたいと思います。今シーズンはファンの皆さんの期待を裏切ってしまい、本当に申し訳ありませんでした。こういう状況でも170万人を超える大勢のファンの方が球場に足を運んでいただき、深く感謝いたします。この悔しさを忘れないように、全員が悔しさを持って絶対優勝したいという気持ちを持ってやっていきたいと思います」
――田口二軍監督への期待は?
福良新監督「アメリカで向こうの野球も経験してるし、色んな引き出しに期待したい。今のチームに足りない心身ともに強い選手を作ってほしい」