”日本一”の「最多勝」投手は…プロ野球通算勝利数ランキング1〜5位【NPB歴代最高記録】
2022/11/30
産経新聞社提供
別所毅彦 310勝(実働期間1942-1960)
生年月日:1922年10月1日
身長/体重:181センチ/85キロ
投打:右投右打
経歴:(滝川中-)南海-グレートリング-南海-読売
持ち味の豪速球を武器に2球団でエースを担った別所。特に巨人では221勝を挙げ、球団最多勝利記録を樹立した。
1942年に南海ホークス(現ソフトバンク)へ入団。翌43年からチームの重要戦力となると。47年には30勝19敗、191奪三振、防御率1.86、NPB記録のシーズン47完投を記録し、最多勝と同年に創設された沢村栄治賞に輝いた。
南海では5シーズンで89勝を挙げ、49年に巨人へ移籍。移籍後も不動のエースを担った。52年にはキャリアハイの33勝を挙げてチームの日本一に大きく貢献し、自身は最高殊勲選手(MVP)を受賞。在籍時には9度のリーグ優勝(49年は1リーグ制)、4度の日本一を経験した。
プロ2年目から13年連続2桁勝利(うち20勝以上8度)をマーク。個人タイトルは最多勝3度(47、52、56年)、最高殊勲選手(52、56年)、沢村栄治賞(47、55年)を2度獲得し、唯一の沢村賞両リーグ受賞者となっている。