”日本一”の「最多勝」投手は…プロ野球通算勝利数ランキング1〜5位【NPB歴代最高記録】
2022/11/30
産経新聞社提供
鈴木啓示 317勝(実働期間1966-1985)
生年月日:1947年9月28日
身長/体重:181センチ/86キロ
投打:左投左打
経歴:(育英高-)近鉄
ドラフト:1965年ドラフト2位
近鉄一筋20年を貫いた“ミスターバファローズ”鈴木。黎明期からチームを支え続けた左腕は、79年、80年の2年連続リーグ優勝など多大な貢献をもたらした。
鈴木は、1965年ドラフト2位で入団した。ルーキーイヤーから2桁10勝を挙げると、以降は5年連続20勝、200奪三振以上をマークした。
以降は自慢の制球力を乱すシーズンが続いていたが、74年に本領発揮。前年は171回2/3でリーグ最多の91与四球を献上したが、同年には229回を投げ、68与四球にまとめ、その後もチームの絶対的エースとして君臨し続けた。
勝利数に着目すると、最多勝を3度(69、77、78年)受賞。晩年まで勝ち星を重ね。20シーズンのうち18年間で2桁勝利を挙げていた。また、完投能力も高く、340完投はNPB歴代3位。無四球での完投数は、NPB記録となる78試合を数えた。