DeNA中畑清監督、退任。世代交代、観客動員アップ……4年間の功績
3日、横浜DeNAベイスターズは中畑清監督の今季限りの退任を発表した。DeNAベイスターズの初代監督として4年間、結果は出なかったが貢献度は非常に高い。
2015/10/04
集客アップに多大な貢献
何より、中畑監督は人気があった。
2011年、横浜ベイスターズの観客動員は110万2192人、12球団の最下位だった。
翌年中畑監督が就任してから、
2012年 116万5933人 12位
2013年 142万5728人 10位
2014年 156万4528人 8位
そして今季は2日までで
2015年 178万9622人 7位
と大躍進している。
※12球団通算の順位
今季は筒香嘉智、梶谷隆幸がオールスター戦にファン投票で選出されたが、その背景には中畑清監督就任以来のファン増加が要因の一つだろう。
沖縄のキャンプ地では昼休みになると、ウインドブレーカーをまとった中畑監督が、客席を回り、観客とハイタッチをした。
シーズン中も、チームが勝てば、満面の笑みで取材に応じた。グラウンドから観客に手を振って応えることもしばしばあった。
ファンサービスを大切にする姿勢が、監督球団の100万チケットをはじめ、公式ドキュメンタリーの制作協力など、画期的な企画の実現につながった。
中畑清監督がDeNAにもたらしたものは大きい。後任監督がその良さをどのように受け継ぎ、チームの強化に取り組むのだろうか。