巧打者多し。関本、小窪、福浦、矢野ら「代打」一振りに懸ける職人【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】
ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は代打の切り札についてだ。
2015/10/04
高橋由伸の勝負強さ
次にセリーグ。代打起用数20回以上が対象となる。
中日の藤井淳志は、外野手として101試合に出ている反面、代打起用でも好成績を残した。ほぼレギュラーでありながら、代打でも活躍するというパターンは多い。
巨人の高橋由伸は、今季スタメンは30試合だけ。46回代打で起用され、持ち前の勝負強さを発揮している。
セリーグでは20回以上起用された代打者で、3割以上は10人。
高橋をはじめベテラン選手が並ぶ。
先日引退を発表した和田一浩や、関本賢太郎も代打で数字を残した。
【次ページ】過去3年の代打ランキング