大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



松坂、ダルビッシュ、武田らに続いた安楽。高卒1年目で初登板初勝利投手のその後は?

楽天の安楽智大が、5日のソフトバンク戦で一軍に初登板。楽天球団初のプロ初登板初勝利を挙げた。

2015/10/07

text By



初登板初勝利後、伸び悩む選手も

 ちなみに2リーグ分立後のNPBには、高卒で初登板初勝利を完封で飾った投手が7人いた。
 その顔ぶれと通算勝利を見てみよう。

・1953年10月5日 浮州重紀(名古屋)松竹を完封 通算1勝(この勝利だけ)
・1966年4月13日 森安敏明(東映)南海を完封 通算58勝(黒い霧事件で永久追放)
・1983年4月16日 槙原寛己(巨人)阪神を完封 通算159勝
・1987年8月9日 近藤真一(中日) 巨人をノーヒットノーラン 通算12勝
・1988年10月2日 野村 弘(大洋) 広島を完封 通算101勝
・1991年4月24日 芝草宇宙(日本ハム)ロッテを完封 通算46勝
・2008年3月23日 大場翔太(ソフトバンク)楽天を完封 通算15勝 ※現役

 初登板でいきなりノーヒットノーランを達成した近藤真一をはじめ、最高のデビューを果たした選手たちだが、その後の成績は必ずしも良いとは限らない。
 通算159勝の槙原寛己、101勝の野村弘(のち弘樹)はいるが、以後勝ち星が伸びずにプロ野球人生を終えた選手も多い。

 高卒1年目で初登板初勝利後は、エースに成長したケースもあれば、その後は伸び悩んだ選手もいる。
 果たして、安楽の2年目はどのようなシーズンになるのだろうか。

1 2


error: Content is protected !!