「日本シリーズに行くのはホークス」柳田復帰でベストメンバー。上林はラッキーボーイになるか?
クライマックスシリーズ(以下CS)ファイナルステージが開幕する。パリーグ王者・ソフトバンクは下剋上を狙うロッテを地元で福岡に迎える。
2015/10/14
3番・センターは柳田
クライマックスシリーズ(以下CS)ファイナルステージがいよいよ14日開幕する。圧倒的な強さでレギュラーシーズン優勝を遂げたソフトバンク。その対戦相手は千葉ロッテとなった。「3連勝」を宣言した指揮官のもと、日本一を目指し、まずはファイナルステージ突破を目指す。
10月13日、CSを翌日に控えた全体練習で快音を響かせていた柳田悠岐。シーズン終盤に死球を受けて痛めていた左足の影響を感じさせないほどだ。「んぁ!」と声を漏らしながらのフルスイングで、右へ左へ、そしてバックスクリーンへと打球は消えていった。その状態について「普通です」と多くを語らなかったが、守備練習もこなし問題はなさそう。「70%くらいの力で走れるようになった。あとは持久力と、試合の中での瞬発力」と新井チーフトレーナーは話す。久々に「3番センター柳田」のコールが聞けそうだ。
35本塁打で打線を牽引してきた松田宣浩は「CSも熱男で熱く戦っていきます!」と絶好調。「これまで通り、クリーンナップが作ってくれた場面でしっかり下位打線につないでいく。ホークスは1位というプライドを持って戦えば大丈夫。まずは初戦。チーム一丸となって戦っていきます」と意気込みを語った。
内川聖一は「やっと始まるなという感じ。CSで勝たないと143試合やってきた意味がない」と、あくまで日本一になることを目標に戦ってきたことを強調した。
ロッテに対しては「“下剋上”と言われているし、相手の勢いは感じる。その勢いに負けないように戦っていく。“いつもと違う”という緊張感の中でやっていきます。パリーグの代表として日本シリーズに行くのはホークスだと思う」と話したキャプテン。そう、ここで負けるわけにはいかない。「下剋上」はもう過去の話だ。