巨人の“歴代最強”キャッチャー5人。ジャイアンツ球団史を彩る正捕手の系譜は?
2023/08/28
産経新聞社
阿部慎之助(あべしんのすけ)
投打:右投左打
身長/体重:180センチ/97キロ
生年月日:1979年3月20日
経歴:安田学園高-中央大
ドラフト:2000年ドラフト1位
○最優秀選手(MVP):1回(2012年)
○首位打者:1回(2012年)
○打点王:1回(2012年)
○最高出塁率:1回(2012年)
○ベストナイン:9回(2002、07-14年)
○ゴールデングラブ賞:4回(2002、08、13-14年)
○北京オリンピック出場(2008年)
○ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場:2回(2009、13年)
圧倒的な打力で球界を席巻。球団史上最強捕手との呼び声も高い。中央大時代にシドニーオリンピック日本代表に選出された大器は、ルーキーイヤーから開幕スタメンマスクを被り、そのままレギュラーに定着した。以降は順当に球団の顔へと成長。巨人軍第18代主将、第72代4番打者などを歴任し、国際大会でも日本代表の常連に。攻守の要として19年間の現役生活を送り、2度のリーグ3連覇を含む8度のリーグ優勝、3度の日本一を達成。特に3年ぶりの王者奪還となった12年には、打率.340、27本塁打、104打点、出塁率.429をマークし、打撃三冠(首位打者、打点王、最高出塁率)、最優秀選手(MVP)、正力松太郎賞など数々のタイトルに輝いた。
通算成績は、2282試合出場、打率.284、2132安打、406本塁打、1285打点、13盗塁となっている。
今回挙げた5人以外にも、沢村栄治やヴィクトル・スタルヒンら名投手の女房役を務めた吉原正喜、NPB歴代外国人選手の中で捕手として最多の出場数を誇るハワイ出身の広田順、高い守備力を武器とする現役の小林誠司らも存在感を示している。
【了】