「初戦に強し」積極打法でポストシーズン通算.331の今江、下剋上アゲインの主役になるか
クライマックスシリーズファーストステージが始まった。大事な初戦でロッテは大谷を打ち崩した。逆転のタイムリーを放ったのは今江敏晃。短期決戦での強さを見せつけた。
2015/10/11
初戦に強い今江
なぜ今江は、ポストシーズンに強いのか?
一つは今江が屈指の「積極打法」であることが挙げられよう。
今季も400打席に立ったが四球はわずか16。極端な早打ちで、ファーストストライクを打ち抜く打者だ。
長いペナントレースでは、それは出塁率の低下につながる可能性もあるが、短期決戦での「積極打法」は、チームを勢いづけることが多い。
今江は、特にシリーズ初戦に強い。
クライマックスシリーズ(プレーオフ)のファーストステージ、セカンドステージ、日本シリーズの初戦の通算成績は、11試合38打数15安打8打点の打率.395。
これも「積極打法」のなせる業と言ってよいのではないか。
短期決戦では初戦を制することが最も重要だとされる。
2005年以降、ロッテはポストシーズンのシリーズ初戦を8勝3敗、今江はその最大の立役者なのだ。
昨日の活躍はまさに今江の面目躍如、ロッテは5年ぶりの「下剋上アゲイン」の再現へ最高のスタートを切った。
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