中日の“歴代最強”キャッチャー5人。ドラゴンズ球団史を彩る正捕手の系譜は?
2023/08/28
産経新聞社
谷繁元信(たにしげもとのぶ)
投打:右投右打
身長/体重:176センチ/81キロ
生年月日:1970年12月21日
経歴:江の川高
ドラフト:1988年ドラフト1位
○ゴールデングラブ賞:5回(2006-07、09、11-12年)
○オールスターゲーム出場:6回(2002、05、07、12-14年)
○ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場:1回(2006年)
※中日在籍時のみ。横浜時代にベストナイン、ゴールデングラブ賞1回受賞。オールスター6回出場。
通算3021試合出場のNPB記録を保持する球界最強捕手の一人。卓越したリードや捕球技術は歴代随一で、2014、15年には選手兼任監督(プレイングマネージャー)も務めた。中日には2002年にFA移籍で加入すると、司令塔として投手王国を築き、4度のリーグ優勝、07年のレギュラーシーズン2位からの日本一に大きく貢献。在籍14シーズン(兼任監督時代を含む)でゴールデングラブ賞を5回(2006-07、09、11-12年)受賞した。
中日での通算成績は、1604試合出場、打率.234、1106安打、126本塁打、578打点、12盗塁となっている。
今回挙げた5人以外にも、巧みなインサイドワークを武器とした1950年代後半の正捕手・吉沢岳男や、外野、一塁を主戦場としたものの、62年は主に捕手として打率.288、
23本塁打を放った江藤慎一らも存在感を発揮。現役の木下拓哉も2021年に2桁11本塁打、盗塁阻止率.455をマークしており、今後のさらなる活躍に期待がかかる。
【了】