日本ハムの“歴代最強”キャッチャー5人。球団史を彩る正捕手の系譜、ファイターズレジェンド捕手たちの成績は?
2022/01/26
球史を振り返れば、どの球団にもポジションの代名詞と言える名選手がいるものだ。強いチームには、必ず確固たる地位を築くレギュラー選手の存在がある。今回は、ポジション毎に球団を支えてきた偉大な選手たちを紹介する。(北海道日本ハムファイターズ・捕手編)
5度の2桁本塁打記録した司令塔
加藤俊夫(かとうとしお)
投打:右投右打
身長/体重:178センチ/85キロ
生年月日:1948年1月20日
経歴:仙台育英高-日本軽金属
ドラフト:1966年二次ドラフト1位
○ベストナイン:1回(1977年)
○ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞):1回(1977年)
○オールスターゲーム出場:4回(1973、77-78、80年)
1970年代の低迷期を支えた加藤。加入初年度の72年から正捕手となると、一時はその座を奪われたが、76年にレギュラーへ返り咲き。翌77年には打率.270、11本塁打、盗塁阻止率.364と攻守に渡る活躍を見せ、ベストナインとダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)をW受賞した。また、在籍10シーズンで2桁本塁打を5度(1972-73、77-79年)記録。パンチ力を秘めた打撃も光っていた。
チーム在籍時の通算成績は、1028試合出場、打率.259、727安打、80本塁打、306打点、64盗塁となっている。