阪神の“歴代最強”ファースト5人。球団史を彩る正一塁手の系譜、タイガースレジェンド選手たちの成績は?
2022/02/01
産経新聞社
トーマス・オマリー
投打:右投左打
身長/体重:185センチ/89キロ
生年月日:1960年12月25日
経歴:モンターズビル高-ジャイアンツ-ホワイトソックス-オリオールズ-レンジャーズ-エクスポズ-メッツ
○首位打者:1回(1993年)
○最高出塁率:3回(1992-94年)
○ゴールデングラブ賞:1回(1992年)
○オールスターゲーム出場:2回(1993-94年)
※阪神在籍時のみ。ヤクルト時代に最優秀選手(MVP)1回、最高出塁率1回、ベストナイン1回受賞。オールスター1回出場。
卓越した打撃技術を誇ったオマリー。阪神には1991年に加入し、初年度から主に「4番・一塁」として打線の核を担った。翌年は三塁を主戦場としたが、93年には再びファーストへポジションを移し、打率.329、23本塁打、出塁率.427で首位打者と最高出塁率の打撃2冠に輝いた。在籍4シーズンすべてで打率3割をクリア。選球眼も突出しており、92年から3年連続(ヤクルト時代を含めると4年連続)最高出塁率のタイトルを受賞した。
チーム在籍時の通算成績は、490試合出場、打率.318、548安打、74本塁打、304打点、6盗塁となっている。
今回挙げた5人以外にも、球団黎明期の中心打者・松木謙治郎や、本塁打・打点の2冠に輝いた藤本勝巳(克巳)、1シーズンの在籍ながら38本塁打を放ってメジャー復帰後にタイトルホルダーとなったセシル・フィルダーなどが遜色ない活躍。2000年以降では、3年連続ゴールデングラブ賞を受賞したアンディ・シーツ、甲子園ラッキーゾーン撤廃後の球団記録となるシーズン47本塁打をマークしたクレイグ・ブラゼルらも強い存在感を放った。