オリックスの“歴代最強”ファースト5人。球団史を彩る正一塁手の系譜、バファローズレジェンド選手たちの成績は?
2022/02/11
産経新聞社
T-岡田・岡田貴弘(てぃーおかだ・おかだたかひろ)
投打:左投左打
身長/体重:187センチ/100キロ
生年月日:1988年2月9日
経歴:履正社高
ドラフト:2005年高校生ドラフト1巡目
○本塁打王:1回(2010年)
○ベストナイン:1回(2010年)※外野手部門での受賞。
○ゴールデングラブ賞:1回(2014年)
○オールスターゲーム出場:3回(2010-11、17年)
現オリックスの屋台骨となっている和製大砲。プロ5年目の2010年に同性の岡田彰布氏が監督に就任したことを受け、登録名を「T-岡田」に変更。これが飛躍のきっかけとなり、打率.284、33本塁打、96打点をマークして22歳の若さで本塁打王に輝いた。その後も主軸を打ったが、本塁打は減少傾向に。しかし、一塁を主戦場とした14年に24本塁打と持ち味を取り戻すと、主に左翼を守った17年には初の全試合出場を果たし、10年に次ぐ31本塁打を放った。レギュラー定着後は、12シーズンで2桁本塁打を10度(2010〜12、14〜18、20〜21年)記録。21年はフレッシュな打線をベテランとして支え、25年ぶりリーグ優勝に大きく貢献した。
2021年終了時点の通算成績は、1303試合出場、打率.259、1172安打、203本塁打、701打点、32盗塁となっている。
今回挙げた5人以外にも、通算284盗塁を記録した川合幸三、他ポジションでの活躍も目立ったダリル・スペンサーや藤井康雄、球界再編による球団合併でオリックス入りし、長らく打線を支えた北川博敏なども存在感を示した。