ソフトバンクの“歴代最強”ファースト5人。球団史を彩る正一塁手の系譜、ホークスレジェンド選手たちの成績は?
2022/02/15
産経新聞社
球史を振り返れば、どの球団にもポジションの代名詞と言える名選手がいるものだ。強いチームには、必ず確固たる地位を築くレギュラー選手の存在がある。今回は、ポジション毎に球団を支えてきた偉大な選手たちを紹介する。(福岡ソフトバンクホークス・一塁手編)
飯田徳治(いいだとくじ)
投打:右投右打
身長/体重:173センチ/73キロ
生年月日:1924年4月6日
経歴:浅野中-東京鉄道局
○最高殊勲選手(現最優秀選手・MVP):1回(1955年)
○打点王:2回(1951-52年)
○ベストナイン:5回(1950-53、55年)※1955年は外野手部門での受賞。
○オールスターゲーム出場:6回(1951-56年)
南海(現ソフトバンク)在籍時のみ。国鉄(現ヤクルト)時代に盗塁王1回受賞。オールスター3回出場。
走攻守三拍子揃ったプレースタイルで、南海(現ソフトバンク)黄金期に欠かせない存在となった飯田。入団1年目の1947年から一塁のレギュラーへ定着すると、翌年以降はチームの得点源に。51、52年には2年連続打点王(87打点、86打点)を受賞した。さらに、中堅をメインに守った55年には打率.310、リーグトップの163安打、75打点、42盗塁をマーク。チームをリーグ優勝へ導き、最高殊勲選手(最優秀選手・MVP)に輝いた。
チーム在籍時の通算成績は、1265試合出場、打率.295、1410安打、151本塁打、778打点、321盗塁となっている。