ヤクルトの“歴代最強”セカンド5人。球団史を彩る正二塁手の系譜、スワローズレジェンド選手たちの成績は?
2022/02/21
産経新聞社
山田哲人(やまだてつと)
投打:右投右打
身長/体重:180センチ/76キロ
生年月日:1992年7月16日
経歴:履正社高
ドラフト:2010年ドラフト1位
○最優秀選手(MVP):1回(2015年)
○本塁打王:1回(2015年)
○盗塁王:3回(2015-16、18年)
○最高出塁率:1回(2015年)
○最多安打:1回(2014年)
○ベストナイン:6回(2014-16、18-19、21年)
○オールスターゲーム出場:6回(2014-16、18-19、21年)
○ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場:1回(2017年)
○WBSCプレミア12出場:2回(2015、19年)
○東京オリンピック出場(2021年)
「3割30本塁打30盗塁」の偉業を3度(2015-16、18年)記録している最強セカンド。高卒4年目の2014年に大きく飛躍。日本人右打者のシーズン最高となる193本のヒットを放ち、最多安打のタイトルを獲得した。翌15年には打率.329、38本塁打、100打点、34盗塁、出塁率.416と圧巻の数字で初のトリプルスリーを達成し、打撃3冠(本塁打・盗塁・出塁率)を受賞。リーグ優勝の立役者となり、最優秀選手(MVP)にも輝いた。翌年も2年連続トリプルスリー(打率.304、38本塁打、30盗塁)を達成するなど球界屈指の打者として君臨。21年に開催された東京オリンピックでは、日本代表不動のリードオフマンとして世界一の原動力となり、大会MVPに選出。レギュラーシーズンでも2年ぶりの30本塁打、5年ぶりの100打点に到達するなどチームを牽引し、20年ぶり日本一に大きく貢献した。
2021年終了時点の通算成績は、1195試合出場、打率.291、1287安打、248本塁打、736打点、180盗塁となっている。
今回挙げた5人以外にも、新人王を受賞した武上四郎や笘篠賢治、キャリア晩年に加入し、首位打者争いを演じた辻発彦らも輝きを放った。