阪神の“歴代最強”セカンド5人。球団史を彩る正二塁手の系譜、タイガースレジェンド選手たちの成績は?
2022/02/23
産経新聞社
阪神の歴代ベストナイン・二塁手部門
球史を振り返れば、どの球団にもポジションの代名詞と言える名選手がいるものだ。強いチームには、必ず確固たる地位を築くレギュラー選手の存在がある。今回は、ポジション毎に球団を支えてきた偉大な選手たちを紹介する。(阪神タイガース・二塁手編)
中村勝広(なかむらかつひろ)
投打:右投右打
身長/体重:177センチ/65キロ
生年月日:1949年6月6日
経歴:成東高-早稲田大
ドラフト:1971年ドラフト2位
○オールスターゲーム出場:3回(1972、75、77年)
リーグ優勝から遠ざかった1970年代を支えた中村。74年にセカンドのレギュラーを奪取すると、翌75年からはリードオフマンを担い、同年は全試合出場を達成。キャリアハイの打率.280、16本塁打をマークした。同球団で11年間の現役生活を全うし、主力として活躍したシーズンでは5年連続2桁本塁打(1974-78年)、4年連続2桁盗塁(1975-78年)に到達。堅実な守備にも定評があり、当時の二塁手シーズン記録となる守備率.995(1978年)も記録した。
通算成績は、939試合出場、打率.246、648安打、76本塁打、219打点、74盗塁となっている。