阪神の“歴代最強”セカンド5人。球団史を彩る正二塁手の系譜、タイガースレジェンド選手たちの成績は?
2022/02/23
産経新聞社
平野恵一(ひらのけいいち)
投打:右投左打
身長/体重:169センチ/67キロ
生年月日:1979年4月7日
経歴:桐蔭学園高-東海大
ドラフト:2001年ドラフト自由枠
○ベストナイン:2回(2010-11年)
○ゴールデングラブ賞:2回(2010-11年)
○カムバック賞(2008年)
○オールスターゲーム出場:3回(2010-12年)
※チーム在籍時のみ。オリックス時代にオールスター1回出場。
ハッスルプレーで数々の好守を見せた平野。しかしオリックス時代の2006年、二塁守備でフェンスに激突しながら好捕した場面で、選手生命を脅かすほどの大ケガを負った。その後、07年オフに阪神へトレード移籍。加入初年度から「2番・二塁」を主戦場に打率.263、両リーグ最多の47犠打とつなぎ役として完全復活を遂げ、カムバック賞を受賞した。さらに10年には、熾烈な首位打者争いを繰り広げ、最終的にリーグ2位の打率.350、172安打、球団記録となる59犠打をマークし、初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。翌年も同タイトルの連続受賞を果たした。
チーム在籍時の通算成績は、662試合出場、打率.287、649安打、4本塁打、116打点、28盗塁となっている。
今回挙げた5人以外にも、本堂保次(保弥)、他ポジションでも起用も目立った真弓明信などもセカンドとして活躍。現役の糸原健斗は、打線の潤滑油として存在感を示している。