中村剛也の愛称“おかわり君”の系譜。新世代も続々登場、渡部健人は何代目おかわり?
2022/03/01
山川穂高(やまかわほたか)
投打:右投右打
身長/体重:176センチ/103キロ
生年月日:1991年11月23日
経歴:中部商高-富士大-西武
○本塁打王:2回(18、19年)
○最優秀選手:1回(18年)
○ベストナイン:2回(一塁手部門:18、19年)
中村剛也に似たフォルム、同じ右投右打などの共通点から「おかわり2世」として期待された実力者。「アグー」の愛称や「どすこいパフォーマンス」でも注目を集める一方、特技のピアノや書道で繊細な一面も覗かせる多才なスラッガーだ。
大学日本代表で4番を務めた経歴を持ち、2013年に西武から2位指名を受け入団。プロ1年目にはプロ初打席初本塁打を放ち鮮烈なデビューを飾ったものの、最初の2年は一軍の壁にぶつかった。ファームで着実に力をつけた大卒選手である。
入団から3年目の2016年は出場試合数を増やして初の2桁本塁打を達成。わずか49試合のうちに14本塁打を放った。以降は14本、23本、47本と著しい成長をみせ本塁打を量産。強力な山賊打線の中軸として大砲へ進化した。
本塁打王を2度獲得するなどリーグを代表する選手となった山川だが、2020年以降は打撃不振に陥り、大きく数字を落としている。調子が悪い中でも24本塁打を誇るなどパワーは健在だが、20年は.205、21年は.232と率には不安が残る。
昨年は、近年務めていた4番の座を、38歳の中村に譲る形となった。31歳を迎える9年目のシーズンは、再び打棒を爆発させられるか。