中村剛也の愛称“おかわり君”の系譜。新世代も続々登場、渡部健人は何代目おかわり?
2022/03/01
坂田遼(さかたりょう)
投打:右投左打
身長/体重:178センチ/90キロ
生年月日:1986年10月2日
経歴:横浜創学館高-函館大-西武
「左のおかわり君」と呼ばれた坂田。横浜創学館高時代は、2学年下の秋山翔吾(現レッズ)とチームメイトで、西武でも共にプレーした。
坂田が“左のおかわり”として注目を集めたのは、入団2年目の2010年。7月だけで6本塁打をマークし、同月11日の楽天戦では1試合2本塁打つまり「おかわり弾」も記録したことでニックネームが付けられた。
坂田はフォルムこそどっしりとした「おかわり型」ではあるものの、あくまでも中距離打者で、率と打点で結果を残すタイプ。2013年には、53試合の出場で.289のハイアベレージと、6本塁打、34打点をマークし、一軍定着の足掛かりとなるシーズンとなるはずだった。
だが、坂田の現役時代はけがに苦しんだ。度重なる脱臼に、手術による感覚のずれ。2016年のオープン戦では、打率.400をマークし、鈴木大地と並んで首位打者を獲得したが、シーズンを通して一軍に定着することはなかった。
2018年に戦力外通告を受け現役引退。ファームでは入団以来、
.342、.284、.373、.274、.361、.250、.283、.387、.339、.275とコンスタントに高い率を並べていただけに、けがだけが悔やまれる。