広島の“歴代最強”セカンド5人。球団史を彩る正二塁手の系譜、カープレジェンド選手たちの成績は?
2022/02/27
産経新聞社
広島の歴代ベストナイン・二塁手部門
球史を振り返れば、どの球団にもポジションの代名詞と言える名選手がいるものだ。強いチームには、必ず確固たる地位を築くレギュラー選手の存在がある。今回は、ポジション毎に球団を支えてきた偉大な選手たちを紹介する。(広島東洋カープ・二塁手編)
正田耕三(しょうだこうぞう)
投打:右投両打
身長/体重:170センチ/75キロ
生年月日:1962年1月2日
経歴:市立和歌山商-新日鉄広畑
ドラフト:1984年ドラフト2位
○首位打者:2回(1987-88年)
○盗塁王:1回(1989年)
○ベストナイン:2回(1988-89年)
○ゴールデングラブ賞:5回(1987-91年)
○オールスターゲーム出場:5回(1987-90、93年)
俊足巧打のスイッチヒッターとして打線の核となった正田。プロ入り後に右打から両打転向に着手。正二塁手の座を不動のものとした1987年には打率.333、30盗塁をマークし、首位打者に輝いた。翌88年はリードオフマンとして打率.340の成績で2年連続のタイトルを獲得。89年には盗塁王(34個)に輝き、91年のリーグ優勝にも大きく貢献した。守備面でも高い貢献度を誇り、5年連続ゴールデングラブ賞(1987-91年)を受賞。90年代後半まで主力として活躍を続けた。
通算成績は、1565試合出場、打率.287、1546安打、44本塁打、391打点、146盗塁となっている。