中日の“歴代最強”セカンド5人。球団史を彩る正二塁手の系譜、ドラゴンズレジェンド選手たちの成績は?
2022/03/01
産経新聞社
荒木雅博(あらきまさひろ)
投打:右投右打
身長/体重:180センチ/77キロ
生年月日:1977年9月13日
経歴:熊本工
ドラフト:1995年ドラフト1位
○盗塁王:1回(2007年)
○ベストナイン:3回(2004-06年)
○ゴールデングラブ賞:6回(2004-09年)
○オールスターゲーム出場:5回(2005、08-09、11-12年)
○北京オリンピック出場(2008年)
主に「1番・二塁」としてチームの黄金期を支えた荒木。井端弘和と形成した鉄壁の二遊間は、歴代トップクラスの名コンビとして知られる。高卒6年目の2001年に頭角を現し、落合博満氏が監督に就任した04年にはリードオフマンとして打率.292、176安打、39盗塁をマーク。ベストナインとゴールデングラブ賞に輝き、リーグ優勝の原動力となった。同年からベストナインを3年連続、ゴールデングラブ賞を6年連続受賞。キャリア晩年まで主力として活躍を続けた。また、洗練された走塁技術にも定評があり、レギュラーシーズン2位から日本一を勝ち取った07年には、盗塁王(31個)を戴冠。中日一筋22年を貫き、球団最多となる378盗塁を記録した。
通算成績は、2220試合出場、打率.268、2045安打、34本塁打、468打点、378盗塁となっている。
今回挙げた5人以外にも、上川誠二や、仁村徹、他ポジションでの起用が目立った宇野勝、森野将彦らがセカンドでも活躍を見せた。