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ミスターも1年目は最下位。巨人・高橋由伸新監督が目指す〝引退後即監督〟のジンクス打破

巨人の来季監督に、高橋由伸打撃コーチ兼外野手の就任することが決定した。

2015/10/25

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高橋・井端が去り、次世代が盛り上げるとき

 巨人・高橋新監督には、〝引退後即監督〟の過去6人全員誰もが成し得なかった就任1年目の「レギュラーシーズン1位」の期待が懸かる。
 2度の政権を含めた通算12年でリーグ優勝7回、3度の日本一を成し遂げた原前監督の功績は大きい。その後継者となる高橋新監督には否応なしに世間の注目が集まり、当然のように就任1年目からのV奪回が厳命されるだろう。

 他球団ならば多少は長い目で見てくれるかもしれないが、ここは巨人だ。すぐに結果を出すことが、どうしても求められてくる。

 来季の巨人は自らが現役を引退し、同年代の井端弘和も今季限りでユニホームを脱いだことで、いよいよ次世代主力の猛奮起もおのずと求められてくる。野手では長野久義、坂本勇人、投手では菅野智之らが危機感を覚えて「新しいG」を背負っていかなければならないはずだ。その彼らにハッパをかけるのが、新指揮官・高橋の役目でもある。 

 もともと高橋は人一倍責任感の強い男だ。正式要請を受けてから無闇に引き伸ばすことなく3日で監督就任をOKしたのは、それなりの覚悟と自信が芽生えた証明に違いない。

 いずれにしてもチーム全体で新監督を盛り上げ、まずは2016年のレギュラーシーズンで1位に輝き、リーグV奪回を果たすと同時に〝引退後即監督〟の初年度ジンクスも打ち破りたいところだ。

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