日本ハムの“歴代最強”セカンド5人。球団史を彩る正二塁手の系譜、ファイターズレジェンド選手たちの成績は?
2022/03/12
産経新聞社
田中賢介(たなかけんすけ)
投打:右投左打
身長/体重:176センチ/80キロ
生年月日:1981年5月20日
経歴:東福岡高
ドラフト:1999年ドラフト2位
〇ベストナイン:6回(2006-07、09-10、12、15年)
〇ゴールデングラブ賞:5回(2006-10年)
〇オールスターゲーム出場:3回(2008、10、12年)
堅守巧打のプレースタイルで、長らく不動の正二塁手として君臨した田中。2006年に初の規定打席に到達し、打率.301の成績で日本一に大きく貢献。ベストナインとゴールデングラブ賞をW受賞するなど一気にブレイクを果たした。同年から5年連続ゴールデングラブ賞を獲得。打撃面でも主軸を任され、主に1番を打った10年は、最後まで首位打者争いを展開。最終的にリーグ2位となる打率.335、193安打をマーク。得点圏打率もリーグトップの数字(.419)を誇るなど勝負強さも際立った。その後、12年オフにメジャー挑戦を決断したが、15年に復帰。以降も攻守に渡ってチームを支え、日本球界では日本ハム一筋で18年間プレー。ベストナイン6回(2006-07、09-10、12、15年)は、2021年終了時点でパ・リーグ二塁手部門の最多記録となっている。
NPB通算成績は、1619試合出場、打率.282、1499安打、48本塁打、486打点、203盗塁となっている。
今回挙げた5人以外にも、浜田義雄、菅野光夫なども活躍。今季から楽天でプレーする西川遥輝は、セカンドをメインに守った2014年に盗塁王を初受賞。内野手としても輝きを放っていた。