ヤクルトの“歴代最強”サード5人。球団史を彩る正三塁手の系譜、スワローズレジェンド選手たちの成績は?
2022/03/18
産経新聞社
ヤクルトの歴代ベストナイン・三塁手部門
球史を振り返れば、どの球団にもポジションの代名詞と言える名選手がいるものだ。強いチームには、必ず確固たる地位を築くレギュラー選手の存在がある。今回は、ポジション毎に球団を支えてきた偉大な選手たちを紹介する。(東京ヤクルトスワローズ・三塁手編)
角富士夫(すみふじお)
投打:右投右打
身長/体重:178センチ/82キロ
生年月日:1956年5月31日
経歴:福岡第一高
ドラフト:1974年ドラフト2位
〇ゴールデングラブ賞:1回(1991年)
〇オールスターゲーム出場:1回(1978年)
チーム一筋20年を貫いた角。安定した三塁守備でチームを支えた。1978年に頭角を現し、同年は主に「2番・三塁」として球団創設初のリーグ優勝、日本一にも貢献。打撃面では、81年から5年連続2桁本塁打を記録するなどパンチ力が際立った。その後は出場機会を減らしたシーズンもあったが、90年にキャリア唯一の打率3割(.301)に到達。翌91年には初めてゴールデングラブ賞を手にするなど晩年までいぶし銀の活躍を続けた。
通算成績は、1521試合出場、打率.262、1196安打、128本塁打、489打点、19盗塁となっている。