ヤクルトの“歴代最強”サード5人。球団史を彩る正三塁手の系譜、スワローズレジェンド選手たちの成績は?
2022/03/18
産経新聞社
川端慎吾(かわばたしんご)
投打:右投左打
身長/体重:185センチ/86キロ
生年月日:1987年10月16日
経歴:市立和歌山商
ドラフト:2005年高校生ドラフト3巡目
〇首位打者:1回(2015年)
〇最多安打:1回(2015年)
〇ベストナイン:1回(2015年)
〇ゴールデングラブ賞:1回(2015年)
〇オールスターゲーム出場:2回(2015-16年)
〇WBSCプレミア12出場:1回(2015年)
天才的なバットコントロールを誇る現役の“安打製造機”。高卒6年目の2011年に遊撃のレギュラーを奪取し、13年に三塁へ本格コンバート。翌14年には打率.305、2桁10本塁打を放つ活躍を見せ、中心打者へと成長を遂げた。さらに、15年は開幕からヒットを量産。最終的に全試合出場を果たし、打率.336、195安打をマーク。首位打者と最多安打の打撃2冠に輝くなど打線を牽引し、リーグ優勝の原動力となった。一方で、キャリアを通じて故障離脱が多く、近年は腰痛に苦しんでいたが、2021年は代打の切り札として完全復活。日本シリーズ第6戦では勝負を決める殊勲打を放ち、チームを20年ぶり日本一に導いた。
2021年終了時点の通算成績は、1133試合出場、打率.295、1046安打、38本塁打、380打点、17盗塁となっている。
今回挙げた5人の他にも、徳武定之(定祐)、船田和英らに加え、レオン・リー、ボブ・ホーナーなどの助っ人外国人選手が優劣つけがたい成績を残した。また、現チームの正三塁手・村上宗隆は、不動の4番打者として君臨。2021年はその打棒を遺憾なく発揮し、最優秀選手(MVP)に輝いた。